第1回 ランニングを始めるまで

最初の1年

これからランニングを始めようと思ってる方や、一度始めてみたけど途中でやめてしまった方が、もう一度チャレンジする時に少しでも参考になればと思い、私がランニングを始めて「最初の1年」の記録を連載形式で書き残していこうと思います。

ランニングを始めるきっかけ

皆さんがランニングを始めるきっかけって何でしょうか? ダイエット、健康維持、気分転換、マラソン、その他のスポーツ、人それぞれだと思います。私の場合は「汗をかきたい」でした。長年のデスクワークの仕事と運動不足が重なって、体の中に毒素が溜まっているような気がして、自然と汗を流して外に出したかったのだと思います。当時、LDLコレステロールは、2015年からの3年間で、168→182→194と毎年増えている状況で、これも少し気がかりでした。

ときどき遠足に出るように

とにかく汗をかいて毒素を出したい私は、2018年夏になると、週末にときどき小さなリュックサックをもって、電車で20分くらいまでの近距離の範囲で遠足に出かけるようになりました。近所の山道やお寺や林道、植物園など足の向くままに歩いて、途中でペットボトルのお茶を飲んだり弁当やアイスなどを食べたりしながら、遠足気分を味わうのです。特に夏のうだるような暑さの日に、山の中を歩いて凉をとったり、小さな山寺の庭で一休みすることが好きでした。

ランニングへの興味と憧れ

まったくの運動不足だった状態から、週1で少し汗をかく習慣ができた私は、まもなく「歩く」ことから「ランニング」に興味と憧れをもつようになります。そこで、医学博士で福岡大学スポーツ科学部教授の田中宏暁さんの「ランニングする前に読む本 最短で結果を出す科学的トレーニング」を購入しました。先生はフルマラソンで50歳のときに2時間38分48秒という驚異的な記録をお持ちです。その著書の中で「スロージョギングはウォーキングよりラクにエネルギーを消費できる」「走れる身体を作るための筋トレは必要ない」などの言葉を私なりに都合よく解釈して、ついにランニングを決意します。

ランニングシューズ購入

革靴、スニーカー、登山靴しか持っていなかった私は、ランニングシューズが必要でした。サッカニーというアメリカのランニング専門ブランドをお店の人に紹介してもらい、エバーランというランニングシューズを購入しました。シューズの名前を日本語に訳すと「永遠に走り続ける」。シューズにも後押しされているような気持ちでした。このシューズは初心者向けでクッション性が高く、着地がソフトな感じがとても気に入りました。なお、クッション性の高いシューズは初心者にお勧めしない考え方もあることを付記しておきます。

ラン・スタート

シューズを購入した次の週末からランニング開始です。いでたちは白い肌着Tシャツ、普段着のジャージズボン、スニーカーソックス、そして新調したランニングシューズです。いかにも初心者丸出しの恰好でしたが、私の性格上、外見はあまり気になりませんでした。おしゃれな人には許せない恰好かもしれません(笑)。近所に小川沿いの遊歩道があるので、家と往復する2.5KMのコースを設定して20分くらい走りました。すごーくユックリしたペースです。でも、走れたことが純粋に嬉しかったです。中学生や高校生の頃に、走る習慣があったので、あの頃に戻れたような錯覚に陥りました。錯覚ですが…。

まとめ

第1回は、「ランニングを始めるまで」と題して、ランニングを始めるきっかけから最初のランニングを開始するまでを振り返りました。個人的な内容になってしまい恐縮ですが、今からランニング始めようと思っている方に、最初はこんなもんだ、と気楽な気持ちになっていただけたら嬉しいです。この記事を書く際に、最初はここから始まったんだったなと懐かしい気持ちになりました。小さな一歩でしたが、今に続くランニング習慣はここからスタートしたのでした。まさにサイト名の「ラン・スタート」です!

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